女房猫の名称はシフォン

うちには、実の子どもでは薄い猫を可愛がる女房猫がある。可愛がるを通り越して、あきらかに溺愛しすぎている。しょっちゅう近くに寄り添っていて、ニャーニャ、ニャーニャ、とスリスリしながら鳴いていらっしゃる。
女房猫の名称はシフォンと効く、白猫でぽっちゃりやる。本性は徐々に堅実。4匹の実の幼子がいるので“シフォン夫人”と呼んでいる。
可愛がってある実の子どもでは弱い猫はハッきちんと済む、生まれつき瞳が見えない。大食いな割りにやせている。
ハッ氏の出向くところきっちりシフォン夫人の風貌ありで、ハッ氏が水を飲もうとすると、どこからともなくシフォン夫人が現れて(ふだんは徐々になのに、そういった際だけバイブレーションがすばやい)、ニャーニャ済むながらスリスリをする。パフォーマンスハッ氏はかなり思うように水が飲めない。
状態を下りようとするときも同じで、執拗にスリスリなる結果、バランスを壊し、ハッ氏は状態を下がるのにも一苦労やる。
そういう身なりを見ているシフォン夫人の実の子供たちは、夫人に可愛がってもらっているハッ氏が羨ましいのか、自分も…と夫人に甘えに行くが、夫人の対応はおざなりで、2.3都度ペロッとなめたら、“ええ、もう終わりね!”と言わんばかりで、振舞いがさんざっぱらあっさりしていらっしゃる。
また、別の幼子は、夫人を見習って、ハッちゃんとすれ違うたびにまめにスリスリのあいさつを実行している。巡り会うたびにスリスリなるハッ氏は、毎回のようにおっとっと…とバランスをくずし、よろけておる。
見ていると微笑ましいようで、思わずちょっと憐れでもあり(誰も悪気はないのだが)「ハッ氏も苦労するねぇ…」と、ときにはなぐさめの語学を引っ掛けるようにしている。

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